夏真っ只中ですが、夏物是買光了,新しい服が欲しい、そんな時に今買うべきはデニムです。
秋には羽織としても使えて、冬にはセットアップに上からブルゾンを着れたり、パンツ単体でも通年活躍するデニム系列。
今回はセットアップで着たときに無理なくまとまり、単品でも日常に馴染むデニムを、ULTERIOR(ULTERIOR)、SARTO(SARTO)、NVRFRGT(NVRFRGT)からご紹介。

色落ちの奥行きで、自然にこなれて見えるULTERIOR
ULTERIORのデニムは、まずFADED BLUEのヴィンテージを忠実に再現した立体的な色落ちが印象的です。
手作業によるアタリやフェードが生地の凹凸に沿って出ていて、着たときに自然な奥行きが出ます。
トラッカージャケットは40年代以前のワークジャケットを再構築したプリーテッドジャケット。大きめのポケットや、1本だけ入ったプリーツなど、簡素化されたディテールが少し不完全で、それがかえって表情になっています。パンツはやや深めの股上に、ヒップやワタリの程よいゆとり。緩やかなテーパードなので、クラシックな空気を残しながらも重たく見えにくいバランスです。


短めの着丈とワイドパンツで整う、SARTOのセットアップ
SARTOは、ショート丈のトラッカージャケットとワイドトラウザーの組み合わせが魅力です。ジャケットはボックスシルエットで、両サイドのボタンで少しシルエットを調整できる仕様。着丈が短めなので、インナーの裾を見せたり、シャツやニットを重ねたりしてもバランスが取りやすいです。
パンツは裾までストンと落ちるワイドストレート。フロントにタックが入ることで腰回りに余裕があり、ワンクッションで穿いたときの落ち方もきれいです。サイドラインとバックポケットに入る繊細なステッチは、シンプルなデニムスタイルに少しだけ緊張感を足してくれます。
インディゴカラーは白の配色ステッチが特徴でモダンさとワーク要素のバランスが取れた一着です。

立体的な線で違いが出る、NVRFRGT
NVRFRGTは、デニムらしさに構築的なデザインを重ねた見え方です。トラッカージャケットはクロップドレングスで、立体的なパターンカットによるカーヴィーなシームラインや、前振りに湾曲したアームが特徴。着たときに袖や身頃の線が自然に動き、ただの短丈ジャケットでは終わらない存在感があります。
パンツは3Dツイステッドジーンズと、ワイドレッグジーンズの2型。どちらも立体裁断によるカーヴしたシルエットが特徴で、脚のラインに沿いながら少し捻れるような見え方が出ます。シンプルなトップスと合わせても、パンツ自体の形でスタイリングが決まりやすい一本です。

触れると分かる、デニム生地の違い
ULTERIORは12ozの白耳セルビッチデニム。米綿のムラ糸を旧式力織機でゆっくり織ることで、表面に凹凸と膨らみがあり、デニム本来の味わいを感じやすい生地です。SARTOは13.5オンス程度のヘビーなデニムで、ハリがありながら形が出やすい印象。NVRFRGTは13ozナチュラルスラブのローテンション織りデニムで、しっかりしつつ柔らかな風合いもあります。
端境期は、Tシャツの上に羽織ったり、薄手のニットやシャツを差し込んだりと、デニムセットアップがちょうど使いやすい時期です。ブランドごとに色落ち、シルエット、ステッチやパターンの見え方がかなり違うので、ぜひ店頭で生地の表情と着たときのバランスを比べてみてください。
HAMMOCK店長