ブラン ワイエムのレザー、ハードすぎないライダース
ブラン ワイエム(Blanc YM)のセミダブルライダースジャケット。
ライダースらしい無骨さを残しながら、見た目はかなりすっきりしています。
レザーの強さはあるのに、装飾で押してくる感じが少なく、街着として自然に羽織れるバランスです。
黒のレザージャケットは少し気合いが入りすぎて見えることもありますが、このレザーはシルエットとディテールの整え方がきれいです。カットソーの上にさらっと羽織っても、シャツを入れて少し引き締めても似合いそうです。

襟の開け方で、表情がしっかり変わります
一番目を引くのは、左右で大きさを変えたアシンメトリーのフロントカラー。
ジップを上まで閉めるとミニマルなスタンドカラーのように見え、少し開けて襟を返すとダブルライダースらしい表情になります。
同じ一着でも、合わせる服や気分で見え方を変えられるのはいいところ。
きれいめなスラックスに合わせる日は閉め気味に、デニムや太めのパンツの日は少し開けてラフに着るのも良さそうです。

背中まできれいに見える、無駄のないパネル切り替え
前からの印象だけでなく、背面のパネル切り替えもスマートです。
レザージャケットは後ろ姿に重さが出るものもありますが、このジャケットは余計なボリュームが出にくく、横や後ろから見たときもすっきり。

肩幅や身幅にはほどよく余裕があり、インナーを薄手のニットやシャツに替えながら季節をまたいで着やすい一着です。
短すぎない着丈なので、細身のパンツだけでなく、ワイドパンツともバランスを取りやすいと思います。

鞣しとオイルで出る、鈍い光沢と育つ表情
素材はカウレザー100%。クローム鞣し(なめし)の強さと、タンニン鞣し(なめし)の表情の出やすさを掛け合わせた、コンビネーション鞣しの革を使用しています。
さらにオイルを2回に分けて入れ、仕上げにワックスを施すことで、最初から奥行きのあるヴィンテージライクな雰囲気があります。
着ていくうちに身体へ馴染み、シワや光沢の出方が少しずつ変わっていくタイプです。
天然皮革ならではの個体差や小さな傷、色ムラも含めて、育てる楽しみがあります。

フロントにはスーパーランポジップを使用。
開閉の滑らかさや金具の見え方も、実際に触れると分かりやすい部分です。
レザーの質感、襟の返り方、後ろ姿のきれいさまで、ぜひ店頭でじっくり見ていただきたいジャケットです。
HAMMOCK 店長